尋常性乾癬の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
20年ほど前から、尋常性乾癬が手、足、肘、頭皮、お腹、背中に広がってきているとのこと。漢方相談のため来店されました。
今まで長年、病院でステロイドをもらっていたが全然良くならず、逆に広がって悪化しているそうです。
患部を見せて頂きますと、皮膚が魚のウロコ状にパリパリになり、紅く紅斑が見受けられます。
胃腸が弱く、胃もたれを起こしやすいそうです。
また、甘い物、脂っこい物、味の濃い物、アルコール類が好きで不規則な生活が続く事もあるそうです。
40代男性
中国医学的に『血熱旺盛』、『熱毒湿熱』、『食積瘀血』の状態ではないかと考えられました。「血」の巡りを改善することなどを考えて、胃腸の消化不慮を改善していく漢方などいくつかお渡ししました。また、食生活が乱れている為、食べたら悪化する事や積極的に食べた方が良い物などを指導しました。
すると、2週間ほどで赤みが少しずつ引いて、痒みも治まって来ましたと言う報告を受けました。かなり酷かった足の炎症も落ち着いて、薄いピンク色になってきておりました。
1か月ほどして足の紅班がだいぶ薄くなり、肌色に近づいてきているとのこと。M様はとてもビックリしておられ、もっと早く始めればよかったと言われました。
引き続き食生活をシッカリして漢方薬を併用して頂いております。
中国医学の考え方は、皮膚の病気は体の中から出てくるといわれます。
その為、いくらステロイドを塗っても一時的に引いたようになっても、すぐに再発したり、さらに皮膚が弱くなって悪化される方もいらっしゃいます。食生活を正した上で漢方薬を併用する事はおすすめです。
ひとりひとり体質や自覚症状は違いますが、体の中から改善する事が皮膚を整えていくことにつながると思います。
いろいろ試してうまくいかない方は是非、ご相談くださいね。
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